2021/05/15
注文住宅で知っておきたい耐震の重要性をご紹介!
注文住宅を検討している中で、耐震について考える機会は多いですよね。
日本に住んでいる以上、住宅の地震への対策を考えることは大変重要です。
今回は注文住宅のご購入を検討されている方に向けて、耐震の重要性について解説します。
□耐震の重要性を解説
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災、2011年3月11日に発生した東日本大震災では多くの建物の倒壊、火災が起き、そして津波などで建物が根こそぎ流されるような甚大な被害を受けました。
建物だけの被害だけでなく、多数の死者を生みだした巨大地震から学ぶこととして、自分の身や建物を守るだけでなく、他人に対する被害を与えないようにすることも必要かもしれません。
1人1人が耐震を考えるということは、同じ地域に住む人々への配慮になり、共同体を形成する上で必要と言えるでしょう。
例えば、阪神淡路大震災では建物の倒壊によって失われた命が圧倒的に多いことが分かっています。
建物の被害だけで、6433人もの人が亡くなり、そのうちの86.6パーセントの方が窒息死や圧死で亡くなっています。
そしてさらに恐ろしいデータとして、震源から近かった神戸市内で亡くなった方の92パーセントは、地震発生直後からたった14分間もの間に命を落としていることがわかっています。
こういった点を踏まえると、耐震がいかに重要なものかがご理解いただけるのではないでしょうか。
□耐震等級を理解しよう
耐震等級というどれくらい揺れに強いかを表す指標があります。
ここではその耐震等級について解説します。
注文住宅を建てる上でも是非役立つので、参考にしてみてください。
地震による建物の倒壊、崩壊のしにくさによってランクが3つに分類されます。
まずは耐震等級1です。
建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たしている建物を指します。
これは地震の揺れの強さを示す震度で言うと、震度6強から震度7の地震がきても直ぐに倒壊はしないレベルの耐震性能で、耐震等級1でもかなりの耐震性を有していることがご理解いただけたのではないでしょうか。
続いては耐震等級2です。
先ほどの耐震等級1の1.25倍の耐震強度を持つ建物は、耐震等級2に該当します。
震度6強から震度7の揺れでも即倒壊はせず、その後でも一定の補修をすれば住み続けられるでしょう。
学校、病院、警察署などは耐震等級2以上の建物に該当します。
そして最後は耐震等級3です。
耐震等級3の建物は、耐震等級1の1.5倍の耐震強度を持ち、耐震等級という指標の中では最も頑丈な建物です。
消防署、警察署など、地震のような災害時でも機能不全に陥ってはいけないような建物は耐震等級3レベルの耐震補強がされていることが多いです。
□まとめ
今回は注文住宅をお考えの方に向けて、耐震の重要性について解説しました。
是非参考にしてみてください。
佐伯市周辺で注文住宅をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。